備後商船 新造船「ニューびんご」12月1日より就航 島民の生活航路の安定化へ
備後商船株式会社(所在地:広島県福山市沼隈町常石1083番地、代表取締役社長:神原 潤)は12月1日、新造船「ニューびんご」を就航しました。
新しく就航した「ニューびんご」は、就航船32年を経過した既存船をリプレースし、離島航路の安定的な就航を実現する船舶です。総トン数を19トンと小型化しながらも、双胴船型を採用することで甲板面積を広くとることが可能となり、交通バリアフリーに適応し、ご高齢者や車いすでのご利用も想定したフラットな設計や、多目的トイレを設置しています。また、船尾清流フィンを設置することにより、走行波の低減を図っています。これにより、尾道水道のような狭い航路において、航航路近郊に繋留する船舶や漁業従事者への影響低減を図っています。
■ニューびんご 主要目
長さ :18m
幅 :6m
深さ :1.9m
計画喫水:0.6m
総トン :19トン
主機関 :VOLVO社製 515kwX2300minX2基
巡航速度:17ノット(31㎞/時間)
最高速度:23ノット(42km/時間)
搭載人員:前部客室 21名
後部椅子席 10名
遊歩甲板椅子席 26名
立席 33名
船員 2名
計 92名
貨物積載:自転車 10台まで、その他(ワゴン等)
「ニューびんご」は常石―尾道航路で離島「百島」へ就航しており、生活航路として、通勤、通学、資材や生活材の運搬に従事しており、百島町民にとって欠かせない生活のための足となっています。
備後商船の神原潤社長は「ニューびんごは百島町の方々にとって欠かせない生活の足となっています。そのために日々、安全運航に努め百島町の方々をはじめ利用者様の生活に密着した運航を心がけてきました。新造船ニューびんごは広い甲板デッキを持ち、交通バリアフリーに対応しています。足が不自由な方やご高齢者の方にもやさしい船となっており、今後も安心してご利用いただきたい」とコメントしています。
■備後商船株式会社
福山市沼隈町と尾道市を結ぶ全長14.5kmの旅客船航路を運航。百島など瀬戸内海の離島を結び、地域に必要不可欠な交通インフラを支えています。
代表取締役社長:神原 潤
事業内容::一般旅客定期航路事業(航路番号:中国364号)
創業:1964年11月
資本金:3,000万円
従業員:10人(2020年11月時点)
― 本件に関する問い合わせ先 ―
備後商船株式会社
〒720-0313 広島県福山市沼隈町常石1083番地
TEL:084-987-2711 / FAX:084-987-2710