循環型社会の実現に向けて
工場の消費電力を大幅に削減
常石グループでは脱炭素・循環型社会の実現に向けて、エネルギーの利用を効率化するさまざまな取り組みを行っています。
常石造船の常石工場では、照明のLED化やデジタル技術を用いた消費電力の可視化・稼働最適化により、消費する電力量を大幅に削減(2021年度には2018年度比で約35%減)することに成功しています。国内外の他の工場でも同様の取り組みを進めているほか、生産プロセスの改善も行い消費電力量の大幅削減に成果を上げています。
またツネイシカムテックス福山工場では、産業廃棄物の焼却時に発生する熱エネルギーで高圧蒸気を発生させ蒸気タービンで発電、工場の動力源として利用するサーマルリサイクルを行っています。リサイクルされた電力で同工場の年間消費電力の約8割がまかなわれており、事業のプロセスを有効活用することでCO₂排出量の削減を実現しています。
再生可能エネルギーの積極活用で
さらなる脱炭素化を推進
グループ全体の年間総電力消費量は約15万MWh。さらなる脱炭素化に向け、グループ全体で太陽光発電など電力を自ら作り出す取り組みにも力を入れています。
各工場では、建屋屋根の有効スペースを利用した太陽光パネルの設置を推進。特に中国・舟山の常石集団(舟山)造船工場で2017年に稼働を開始した太陽光発電システムは(2023年1月に追加設置を行い)最大出力23MW、年間発電量2.4万MWhを記録し、建物の屋根に設置するタイプとしては浙江省内では最大級の太陽光発電システムとなっています。
各工場の太陽光パネルと、ツネイシCバリューズが所有する瀬戸内海「大三島」の太陽光発電所、ツネイシカムテックスの廃棄物発電も合せると、グループ全体の消費量の約38%に相当する約5.7万MWhの電気を作っています。
また、今後も内外の事業所への高効率な省エネ設備の導入や新たな太陽光発電設備の導入を検討中です。いずれは事業所すべての電力を再生可能エネルギー由来の電力でまかなえるよう、省エネ・再エネの取り組みを推進していきます。