常石造船が東京大学大学院で寄附講座をこの秋から開設 〜船舶のライフサイクルの価値向上が重点テーマ〜

2006年7月28日

常石造船


 常石造船株会社(本社:広島県福山市沼隈町常石1083、代表取締役:神原勝成、以下常石造船)は、東京大学大学院 工学系研究科において、2006年9月1日付けで寄付講座「マリタイム・イノベーション(常石造船)寄附講座」を開設することになりました。本寄附講座は、環境海洋工学専攻の教員による運営体制の下で、新規採用される客員教員によって運営される講座となります。

 本寄附講座は、高度な海事情報通信サービスが急速に展開される中、船舶のライフサイクルに関連する研究テーマを選択し、海事産業(海運業、造船業、舶用工業)における生涯価値(LCV:ライフサイクルバリュー)の創造実現に向けた方法論に関する研究と教育を推進する目的で設置されました。

<具体的な研究内容>

ライフサイクル・コストとライフサイクル・リスクを考慮した、LCV船の高品質設計・計画手法に関する方法論の構築と教育
中長期の世界経済の発展を考慮した物流シナリオに基づいたロジスティックスの最適デザインに関する方法論の構築と教育

 講座開設の際には、永年にわたり蓄積されてきた流体工学、構造工学、システム工学など学術基盤に対して、個別の学問領域を総合化するアプローチを積極的に導入し、造船技術のさらなる高度化や、海上輸送システムの安全性の向上、地球環境保全への対応など、複合的な課題に取り組む革新的な方法論の構築が期待されるニーズが考慮されました。

 東京大学の環境海洋工学専攻では、船舶工学および海洋工学の学問領域の確立や、関連産業への普及を推進し、地球環境問題、エネルギー問題、食糧問題を海洋分野から解決するために、工学部システム創成学科(環境・エネルギーコース、知能社会システムコース)における学部教育活動と、環境海洋工学専攻における大学院教育カリキュラムの整備、研究活動を実践しています。

 常石造船では、生涯価値の最大化をめざす船の開発や地球規模のロジスティックス、海洋環境保全など、今回の寄附講座で取り組む内容が日本の造船業界の発展に欠かせない重要な研究テーマと考えるとともに、造船業の次世代を担う優秀な人材を育成することにもつながると判断し、講座開設のための寄附をした次第です。

― 記 ―
<寄付講座の概要>

■大学名
東京大学(大学院工学系研究科環境海洋工学専攻)
(URL:http://www.naoe.t.u-tokyo.ac.jp/
■講座名称
「マリタイム・イノベーション(常石造船)寄付講座」
■寄付の期間
2006年9月1日〜2009年8月31日まで(3年間)
■担当教員
青山和浩客員助教授(兼任)その他客員助教授2名
客員助手1名の採用予定
■講座寄付者
常石造船株式会社(代表取締役:神原勝成)
(URL:http://www.tsuneishi.co.jp

― 本件に関するお問合せ先 ―
常石造船株式会社 経営企画部
広報担当:大西、真鍋
TEL:084-987-4915  FAX:084-987-1923

東京大学大学院 工学系研究科 環境海洋工学専攻
寄附講座担当教員:青山和浩(代表)
TEL:03-5841-6504  FAX:03-3815-8364