常石グループ

プレスリリース

2023.10.24

神原汽船、豊田通商と船舶のバイオ燃料実用化に向けた実証試験を実施 ~未来の価値を、いまつくる。海運から環境を変える取り組みがスタート~

最新鋭自社船“INTEGRATIVE EARTH”

神原汽船株式会社(本社:広島県福山市沼隈町常石1083番地、代表取締役社長:神原宏達、以下、当社)は、豊田通商株式会社(本社:愛知県名古屋市 取締役社長:貸谷 伊知郎、以下、豊田通商)とともに、CO₂(二酸化炭素)排出量削減に向け、ゼロエミッション技術が確立するまでの橋渡しとして、バイオ燃料を船舶燃料として採用検討するための実証試験を行いました。この試験は、本年8月と10月に広島県福山市の福山港で、豊田通商よりバイオ燃料の供給を受け、当社グループで建造し、当社が運航するエコシップ“INTEGRATIVE EARTH”において、実施したものです。

8月の実験では、バイオ燃料の混合比率10%のVLSFO(低硫黄燃料油)での燃焼性、酸化安定性、部品腐食試験などを経て、その実用性を確認されました。10月の実験では、さらに混合比率を24%に高め、定点的に同じ項目での変化を測定しています。

当社は、来るべきカーボンニュートラル社会を海運の側面から率先して実現すべく、環境負荷に配慮した海運業のあるべき姿を追求しています。その取り組みは、あらゆる環境規制を先取りした形で遂行してまいりました。今回のバイオ燃料の戦略的な供給についての課題に、豊田通商の知見と実行力での大きなサポートを受けました。そこには、カーボンニュートラル社会実現に向けた豊田通商の描く未来像と当社の想い描く未来の価値に多くの共通項があり、共にサステナブルな世の中をつくる使命を共感し実現したパートナーシップです。このパートナーシップにより、当社がもとより目指す“お客さまファースト”体現し、当社をご利用いただいている地方港の荷主様の多くが取り組んでいるCO₂(二酸化炭素)削減に向けての最適解を提供することを目指してまいります。

“未来の価値を、いまつくる。” 今後も、当社は、環境負荷の低減とZero Emission実現、そして持続可能な社会実現に向け、航海を続けて参ります。

 

■神原汽船株式会社
1903年の創業以来、100年以上に渡り常石グループを牽引する祖業で、日中航路を中心に、上海をハブとしてインド、豪州、中東などへも接続する定期コンテナ輸送サービスや、鉱物資源や完成車、そして穀物などを世界中で輸送する不定期船事業を展開しています。アジアにとどまらず世界のライフラインを結び、「地域の活性化と経済の発展」に貢献していきます。
URL:https://www.kambara-kisen.co.jp/
代表取締役社長:神原 宏達
事業内容:海上運送業、海運周辺事業
創業:1903年(明治36年)
資本金:1億円
従業員:58名(2021年12月時点)
支店・事業所:東京、大阪、天津、南京、寧波、厦門
現地法人:上海、大連、青島、シンガポール、アムステルダム
航路:外航定期、不定期
所有船:約50隻(ばら積船、コンテナ船、製品タンカー、自動車専用船、家畜運搬船など)

 

-本件に関するお問い合わせ先-
ツネイシホールディングス株式会社
広報部
pr@tsuneishi.com
TEL:084-987-4915

 

  • 最新鋭自社船“INTEGRATIVE EARTH”
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