常石グループ

プレスリリース

2025.5.30

三井E&S造船、運航モニタリングサービス「Fleet Transfer」をJMU建造の北極域研究船「みらいII」に提供

Fleet Transfer本体(W:180mm x D:175mm x H:63mm)

三井E&S造船株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:柴田 憲一、以下「当社」)が開発する船舶の運航モニタリングサービス「Fleet Transfer」が、ジャパン マリンユナイテッド株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:廣瀬 崇、以下「JMU」)が国立研究開発法人海洋研究開発機構(本部:神奈川県横須賀市、理事長:大和 裕幸、「JAMSTEC」)向けに建造中の北極域研究船「みらいII」(以下「本船」)に搭載することが決定しました。本船は日本初となる砕氷機能を有する研究船であり、2026年11月の完工を目指して建造が進められています。

Fleet Transferは、船上に搭載された多種多様な機器からのデータを秒単位で自動収集・モニタリングするシステムです。データ収集周期等は、お客様のご要望に合わせてカスタマイズすることができ、収集したデータは衛星通信を通じて陸上のポータルサイトへ送信され、陸上からもリアルタイムで運航状況を把握することが可能です。

Fleet Transferは、三井物産およびJDSCが出資するseawise株式会社(本社:東京都千代田区、社長:筒井 一彰)が開発する「seawise」を標準仕様の陸上ポータルサイトとして展開しております。
なお、お客様のご要望に応じて各種プラットフォームへの連携が可能です。(*本船のケースでは本船運航会社のプラットフォームに連携予定)

Fleet Transferは2006年の販売以来、約500隻の導入実績があり、国内の運航モニタリングサービスの中でトップシェアを誇っています。当社ではこれまでの知見と実績をもとに、顧客のご要望に応じた最適なシステム構成の提案し、設計から搭載・運用まで一貫して対応致します。Fleet Transferの搭載を通じて、これまで実現が難しいとされていた「船の見える化」を実現し、顧客が求める効率的な運航をサポートすることで、当社のビジョンである「お客様と未来を繋ぐかけ橋に」を実現します。

 

■三井E&S造船株式会社
三井E&S造船(東京都港区台場二丁目3番2号)は、100年を超える船舶設計・建造により培ってきた船舶の開発・設計・建造技術と40年以上に亘るLNG船建造経験、自律操船・デジタライゼーション技術をコア技術とし、新燃料関連エンジニアリングへの対応、海上輸送に関わる安全性向上・船員の労働環境改善といった社会・お客様の課題・ニーズの解決に貢献する、ファブレスのエンジニアリング会社です。
企業ホームページ: https://www.tsuneishi.co.jp/mes-s/

代表取締役社長:柴田 憲一
事業内容:設計エンジニアリングサービス、舶用機器、新燃料・ガス関連機器エンジニアリング、操船システム、DX・モニタリング、技術支援など
設立:2017年5月22日(創業:1917年)
資本金:1億円
従業員:125人(2025年1月1日時点)

関連会社:
常石造船株式会社(広島県福山市)
https://www.tsuneishi.co.jp/
新潟造船株式会社(新潟県新潟市)
https://www.tsuneishi.co.jp/nsr/
株式会社三井造船昭島研究所(東京都昭島市)
https://akishima-labo.co.jp/

 

― 本件に関するお問合せ ―
三井 E&S 造船株式会社
事業開発部
03-6426-0251

  • Fleet Transfer本体(W:180mm x D:175mm x H:63mm)
  • seawise使用画面
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