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2025.7.1
常石造船、共同研究20周年を記念し広島大学へ研究設備を寄贈 ― 曳航水槽用造波機の更新と水槽試験計測室の改修を実施 ―
常石造船は、国立大学法人広島大学との共同研究20周年を記念し、広島大学工学部内において曳航水槽用造波機の更新および水槽試験計測室の改修を行いました。これに伴い、2025年6月26日に記念のテープカットセレモニーを執り行いました。
当社は2004年に広島大学大学院工学研究科と包括的研究協力協定を締結し、2019年には広島大学全体との包括的協力協定へと拡大しました。2024年には20周年を迎え、本年も引き続き、船舶に関する性能・構造・艤装・環境・造船といった多岐にわたる分野で、広島大学の実験設備と当社の生産現場や建造船を活用した共同研究を継続してまいりました。また、船舶工学分野にとどまらず、広島大学全体との連携により、分野を超えた学術交流・人的交流も積極的に模索していきます。
このたびの設備更新は、これまでの長年にわたる共同研究への感謝の意を表するとともに、今後の研究の更なる発展を支援することを目的としています。曳航水槽用造波機の更新、および水槽試験計測室の改修により、波浪中の船舶性能の向上や乗り心地の改善に関する研究が実施可能となり、当社と広島大学による共同研究の新たな展開が期待されます。
今後も常石造船は、教育・研究機関との連携を深めるとともに、造船業の魅力発信や教育機会の提供を通じて、造船業界全体の理解促進および次世代人材の育成に貢献してまいります。