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常石造船 広島大学との2024年度共同研究成果報告会を開催
常石造船は国立大学法人広島大学と2024年度共同研究成果報告会を4月28日に安全研修センターで開催しました。
本共同研究は、「技術開発による環境負荷の低減」、「お客様に提供する付加価値の向上」を目的に2004年にはじまりました。常石造船のビジネスにおける課題をテーマに、理論と実践を備えた研究を行い技術力向上に寄与することで実用性を高めています。これまで176件の研究を実施し、ビジネスへの登用率は75%以上です。
常石造船 設計本部 西嶋 孝典本部長 挨拶
「本共同研究も広島大学のご協力の下で21年目を迎えることができました。長きにわたって当社の技術基盤を支える取り組みになっています。本取り組みは、当社の課題に対して、解決策や成果を上げています。糸口が見つかりにくい課題に対して、いかにしてその問題に立ち向かうかアイデアを出しながら模索し、解決策を導く過程が見られることを楽しみにしています」
広島大学 大学院先進理工系科学研究科 共同研究講座 安川 宏紀教授 挨拶
「20数年も共同で研究発表が実施できることを、大変ありがたく思っています。発表される研究に対して、自分の部署にどのように役に立つのか、業務効率が上がるのか、将来の常石造船に必要かという視点で皆さんには考えてほしいです。来年以降も会社に貢献できる研究会を進めていきたいし、そうあるべきだと思います」
今回の報告会では「性能」・「構造」・「艤装」・「DX」の12のテーマについて成果を発表しました。各テーマは15分の設定時間で研究発表が行われ、闊達な意見交換が行われました。2025年度は継続案件も含めて10件以上のテーマで研究を進めていき、来年同時期に研究発表を予定しています。
常石造船は今後も産学連携を通じて、事業の成長と持続可能な社会の実現を目指します。