常石グループ

アート

通学路を歩きながらアートに親しむ
「アートのタカラミチ」

「アートのタカラミチ」という名称について。
次のような願いと共につけられました。

●まちの宝もの
アートのある通学路を毎日歩くことで、こどもたちが現代アートに自然に馴染み、そして親しみを感じてくれますように、また、作品がまちの宝ものとなりますようにという願いが込められています。作品が宝もののように皆さまに大事にして頂けますように。

●宝さがしのように
初めてこの道を歩く方には宝探しをするように作品を探して楽しんでもらいたいと考えています。アートに出会った時に素敵な驚きを感じて頂けますように。

●思い出の宝もの
この通学路を歩いたこどもたちの記憶が宝もののような思い出となりますように。「アートのあるまちで育ったな」と、将来大人になって時代を振り返った時に。

アーティスト: 久保 寛子(くぼ ひろこ) 作品タイトル: ORION STARS (オリオンスターズ)

ORION STARS
©Yikin Hyo

小高い丘に鎮座する三体の像は、瀬戸内の穏やかな”海”、温暖な”気候”、緑豊かな”土地”を表しています。作品の造形は、海、空、陸三つの領域を自由に行き交うことのできる海鳥がモデルとなっています。
造形を覆う陶のカラータイルは丁寧な手作業で貼られました。
昔の人はオリオン座の三ツ星を、航海するときの目印としていました。
作品名には、太古より輝く星々のように長くこの地のしるべとなり、暮らしの中で思い出される存在になってほしいという願いが込められています。
(久保 寛子)

アーティスト: 淺井 裕介(あさい ゆうすけ) 作品タイトル: 背中合わせ

背中合わせ
©Yikin Hyo

陶器で作られた表裏一体の獣と人、その下にある無数のタイルには常石の土も使われています。円形の空間の中で見る角度や時間、季節でさまざまな表情を見せてくれるはずです。
作品のタイルは全てがそれぞれこの世に一枚しか存在しません。異なるモチーフが描かれ、手焼きされたもので、とてもデリケートです。
ぜひお気に入りの一つを探してそっと撫でるように鑑賞して下さい。
(淺井 裕介)

アーティスト: 淺井 裕介(あさい ゆうすけ) 作品タイトル: 追いかけっこ ひそひそばなし

追いかけっこ ひそひそばなし
©Yikin Hyo

作品を見ると同時に鏡の中に映るまちの景色、まちを見守るシンボルのようなカーブミラーという物質に物語性を感じさせる絵を描くことで、日常のなかに潜む想像力を刺激します。時間をかけてゆっくりと変化していく風景やそこに映る自分を再発見するような作品になればと願います。
(淺井 裕介)

アーティスト: 西條 茜(さいじょう あかね) 作品タイトル: ケルノス・ガーデン

ケルノス・ガーデン
©Yikin Hyo

海が近く暖かな気候の常石のまちには、様々な果物の樹が植わっています。
かつて古代ギリシャでは、「ケルノス」というたくさんの壺が連なった土器の中に果物や花や種などをお供えし、その土地の作物が無事育つようにお祈りしていたといいます。この土地の果物をはじめ、あらゆる食物や生き物が健やかに育つことを祈り、また大人も子どもも集まれる広場のような空間を目指して作品を制作しました。
作品の外側にある12個の穴はすべて中心の大きな穴に繋がっています。誰かと一緒にぜひ声を響かせたり、お互いの声を聞いてみてください。
(西條 茜)

アーティスト: 武田 清明(たけだ きよあき) 作品タイトル: アートのうつわ

アートのうつわ
©Yikin Hyo

海と山のあいだにあって、曲がりくねった細い道や地形の険しい土地が多く、建物の建設が難しい場所が点々と使われずに残っています。
プロジェクトは、まちに住むみなさんが日常的にアート作品を見られるような通学路を作ろう!という計画とともに、道路に面したそのような場所を活用するという目的も同時に持っています。
(武田 清明)