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プレスリリース
- 2013年12月19日
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- 来年4月に若松スティール工場で電気炉稼働
神戸製鋼所と技術供与契約を締結 -
常石鉄工株式会社(広島県福山市沼隈町常石1083番地、代表取締役社長:財前正幸)は、事業拡大の一環として、新たに製鋼、鋳造事業に進出するため、5月29日北九州市若松区の休止工場設備を一括購入し準備を進めてきましたが、電気炉を中心とした設備の点検整備や要員の確保にメドが立ったことにより、来年4月から電気炉を再開することを決定しました。さらに、株式会社神戸製鋼所から鋼塊(インゴット)製造および舶用鋳鋼品製造の技術供与と操業指導を受ける契約を11月22日に締結しました。
常石鉄工は、工場設備購入後6月から大型機械工場を稼働させ、従来事業である造船向け舵などの船尾構造品の製造を始めましたが、電気炉の稼働により、川上となる鋳鋼品を素材から自社製造できることで、船尾構造品の素材から加工まで一貫製造が可能になります。具体的には、常石造船向けに舵などの舶用鋳鋼品の製造から始め、常石グループ以外の舶用や陸用鋳鋼品(最大130トン)、鋼塊(普通鋼、特殊鋼とも最大60トン)の製造に順次取り組んでいく計画です。
若松スティール工場は、岸壁クレーン(最大吊り能力120トン)や工場内クレーン(最大吊り能力150トン)を最大限に活用し、舶用以外の大型製缶構造品の製作、大型機器の組み立てにも着手する予定で、来年4月から若松スティール工場の本格操業が始まります。
<若松スティール工場>
■工場所在地 : 福岡県北九州市若松区向洋町43-1 ■敷地面積 : 約14万平方メートル ■主要設備 : 工場棟、港湾設備、クレーン(120t、80t、20t) ■機械設備 : 60トンAC電炉(1基)、取鍋製錬炉(1基)、真空脱ガス装置(1基)、下注ぎ造塊設備、120トン熱処理炉(4機) <常石鉄工の会社概要>
■代表取締役社長 : 財前 正幸 ■事業内容 : 製缶・機械加工および艤装工事 ■設 立 : 1963年(昭和38年)1月 ■資 本 金 : 1億円 ■従 業 員 : 260名(2013年12月現在) ■事業拠点 : 本社事業所(広島県福山市)
草深事業部/パイプ事業部(広島県福山市)
多度津事業部(香川県仲多度郡)■ 造船・海運業を中心に事業展開するツネイシホールディングスの子会社。グループ会社の常石造船と海外の造船事業現地法人に船体ブロックや舵、軸など船尾構造品を供給し艤装工事を担います。造船事業のほか、浮桟橋や橋梁なども製造しています。フィリピン、中国に子会社を持ちます。 ― 本件に関するお問合せ先 ―
常石鉄工株式会社
若松スティール工場製造部
TEL:093-752-0770