東ティモール共和国の第1期技能実習生が常石造船で実習を開始
1月8日、常石造船の海外展開に合わせ、東ティモールより10名の技能実習生を迎えました。2024年1月23日に、東ティモール政府の要請を受け、世界の造船産業のさらなる振興に協力することを目的として、常石造船での実習生受入れに関する調印が行われたもので、今回が第1期生となります。溶接職6名と塗装職4名で、協力会社5社へ2名ずつ受入れとなります。日本語講習やオリエンテーション、安全教育を受けたあと、指導員のもと、溶接、塗装の技術教育をおこないます。なお、今回の受入れは、常造事業協同組合を監理団体とし、生活面でのサポートなどを含め安心して技能実習ができる環境を整えており、常石造船協力会社にて受入れを行っております。
今回の受入れに当たり、2024年4月に現地で実技試験および選考会を実施しました。選考候補者の平均年齢は20代前半と若く、選考会時の面接では「日本へ実習生として行くことで、両親や兄妹のために頑張りたい」「日本で学んだことを東ティモールへ持ち帰り、祖国の発展に貢献したい」と、非常に真剣に取り組んでいた姿が印象的でした。常石造船として初めての国からの受入れということで、現地設計会社であるTSUNEISHI TIMOR SHIPBUILDING, UNIPESSOAL, LDA.(TTS)からのサポートを受けながら、無事に実習開始することができました。
東ティモールから日本への技能実習生の受入れは前例が少なく、全国でも高知県の企業に次いで、常石造船が2例目となります。また、第2期生である11名の選考会も既に終了しており、今年7月に入国を予定しております。