常石造船が広島大学の学生に向けて講義を実施~船造りからプロジェクトマネジメントを学ぶ~
常石造船は1月15日と1月22日の2日間にわたり、国立大学法人広島大学工学部の学生54名を対象に、プロジェクトマネジメントに関する講義を行いました。本講義は、広島大学工学部第一類「プロジェクトマネジメント」授業の一環として、2015年より毎年実施しています。
講義初日は、常石造船本社にて工場見学と会社紹介を行い、造船の基礎知識や会社の成り立ちなどを紹介しました。また、広島大学の卒業生である当社社員3名から生の声として業務紹介をしたほか、質疑応答も行いました。参加した学生からは「入社後に最も苦労したこと」「就職活動に関する質問」「社内での研修や人材育成制度の仕組み」「大学生活で取り組んでおくべきこと」など、さまざまな質問が寄せられ、終始和やかな雰囲気で進行しました。
講義二日目は、広島大学キャンパスにて常石造船 常務執行役員兼、三井E&S造船 代表取締役社長の柴田憲一が「プロジェクトマネジメント概論」を講義しました。講義では、造船業における戦略策定から商品化までの、プロジェクトマネジメントの重要性と実践方法について説明し、実例として、プロペラ開発や当社建造の「guntû(ガンツウ)」のプロジェクトを紹介しました。クリティカル・パス分析やマイルストーン把握、リスク分析など、プロジェクトマネジメントを体系的に学べる内容となりました。
当社では、学生時代に本講義の履修をきっかけに造船業に興味を持ち、活躍している社員もいます。今後も常石造船は、教育機関との連携を深めるとともに、造船業の魅力の発信や教育機会の提供を継続することで造船業界への理解促進や人材育成に貢献してまいります。