常石造船の社会人学生が広島大学エクセレントスチューデントスカラシップを受賞
常石造船 設計本部船殻設計グループの江種 大宗(えぐさ ひろむね)さんが、2024年12月18日、広島大学大学院 先進理工系科学研究科において「広島大学エクセレントスチューデントスカラシップ 」の表彰を受けました。
本表彰は、学業成績、学術活動等において優秀と認められる学生に授与されます。
江種さんは、常石造船 設計本部で船殻設計業務に携わりながら、広島大学大学院の博士課程に在学し、「設計支援AI(検図 *AI)」の研究開発に取り組んでいます。設計の品質維持・向上における重要な検図のプロセスで、設計者および製造現場から蓄積されたデータをモデル化し、検図AIの研究を行っています。
【江種さんの受賞コメント】
「この度は、広島大学エクセレントスチューデントスカラシップとして表彰いただき、心より感謝申し上げます。家族の支え、そして会社からの支援があり、今回の表彰へ繋がりました。会社から背中を押され社会人博士課程に進み、 蓄積されたデータ提供などの全面的な協力を得て、研究を続けることができました。博士号を取得することで、学術面から造船業界が抱える課題を、新たな技術領域および知見から解決に繋げたいと考えています。これからも設計品質の維持・向上および設計の変革に資する研究を進めていきます」
常石造船では「社員の幸せのために事業の安定と発展を追求する」という企業理念のもと、全従業員とともに事業のさらなる発展を目指しています。江種さんは、常石造船で新たに開始された人材開発プロジェクトにおける初の社会人博士号取得 を予定しています。これからも常石造船は従業員が専門分野の研究に注力できる環境整備を進めていきます。
* 検図:図面が正しく適切に設計されているか判定する工程。担当者のセルフチェックや上長によるチェックが図面ごとに複数回実施され、その一連の工程を検図と呼びます。