神勝寺 禅と庭のミュージアム 『神勝寺うどん』が「福山ブランド」に認定
神勝寺 禅と庭のミュージアム(住所:広島県福山市沼隈町大字上山南91)で食することができる『神勝寺うどん』が、広島県福山市の地域資源を活かした商品や、福山市ならではの取り組みを評価する「福山ブランド」に認定されました。
今年度で3回目となる「福山ブランド」認定制度は、福山市や市内の商工団体などでつくる福山市都市ブランド戦略推進協議会が2015年度に設立。“商品・サービス部門”、“素材・技術部門”、“取り組み・活動部門”の3部門で構成されており、今年は応募53件の中から、創造性や福山らしさなどを基準に9件が認定され、『神勝寺うどん』はそのうちの“商品・サービス部門”で選ばれました。
『神勝寺うどん』は食器や箸も含め、臨済宗の修行道場における「四九日(しくにち)」の食作法に即して提供されることより、「うどんを禅の庭園の中で食すことで、食事のありがたさを感じ、非日常空間を体感できる」と評価されました。
- 神勝寺 禅と庭のミュージアムのコメント -
この度、「福山ブランド」に認定いただいた『神勝寺うどん』は、神勝寺境内の五観堂で提供しており、臨済宗の僧堂で雲水が食べている形式をそのまま体験していただくことができます。そして、持鉢と雲水箸を使うことや修行僧の食事形式を体験することで、食事のありがたさを感じることができます。今回の福山ブランドの認定を通して、より多くの方に“禅”を知っていただくきっかけになればと思います。また、福山ブランドの名に恥じぬよう、『神勝寺うどん』の“禅”の作法での食べ方の伝統を守り、広く皆さまに伝えられるよう努力して参りたいと思います。
※四九日(しくにち)とは
臨済宗の僧堂では共通して「四九日( しくにち)」と称して四と九のつく日の齋座(昼食)に湯だめうどんを食べます。このうどんは雲水にとって一番のご馳走で、僧堂での食作法は読経と鳴らしもの以外の音は一切ご法度ですが、うどんを食べる時だけは豪快な音を立てても良いと言われています。
■神勝寺 禅と庭のミュージアム
広島県福山市の臨済宗建仁寺派 天心山 神勝寺に2016年9月にオープン。訪れる人がそれぞれのペースで歩き、休み、そして考える静かなひとときを見出すことがテーマの美術館です。
広大な敷地には、鎌倉時代などの古建築、復元された千利休の茶室、縄文建築で知られる建築家・建築史家の藤森照信氏設計による寺務所〈松堂〉などが点在し、建物間を結ぶように配置された庭園が人々の散策を促します。また施設のハイライトとして国内外で活躍する名和晃平|SANDWICH 設計のアートパビリオン「洸庭(こうてい)」が誕生。現在においては希少な建築技術が駆使された迫力ある外観と類をみない内部空間が体験できます。また、国内きっての白隠を中心とする禅画・墨蹟コレクションも見どころの一つで、禅画、建築、アート、庭の鑑賞と共に現代における新しい禅体験の時間を楽しむことができます。
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