3D-CADを中心とした新基幹設計システムを導入し設計システムを大幅に刷新
ツネイシホールディングス株式会社常石造船カンパニー(本社:広島県福山市沼隈町常石1083、社長執行役員:神原勝成)は、3D-CADを中心にした船舶専用の基幹設計システムを導入し、今年4月から順次稼動していきます。同システムは、3D-CADによる製図だけでなく、設計の業務プロセスや設計情報、変更情報を統合して管理することができるもので、弊社の設計システムを大幅に刷新することになります。2011年までに700台以上のコンピューターで同システムが利用できる環境を整備する予定です。
導入したのはインターグラフ社(代表取締役社長:Gerhard Sallinger、所在地:米国アラバマ州ハンツビル)の造船統合設計ソリューション製品 「SmartMarine Enterprise」で、常石造船カンパニーは同種のシステムを数年にわたり調査、比較検討を重ね、昨年10月からの試験運用を経て導入に踏み切りました。
同システムの導入により、フィリピンのセブ工場、中国の秀山工場とグローバルに展開する造船工場や設計拠点において、同一の設計情報で統合できるため、効率化が図れるとともに、建造される船の品質の一層の均一化が実現できます。また、海外工場を含む非熟練工や若手工員に3Dモデルを見せることにより、建造物を容易にイメージできるため、即戦力として活躍してもらうことが出来ます。さらに、入力した設計情報を元に、重量や製造現場の工数などさまざまな計算を自動的に行えるため、トータルコスト削減に向けて取り組んでいる原価企画の思想に基づく新しい船の開発を、強力に支援できます。
弊社は世界5位の竣工量(2006年)を誇り、中型貨物船市場では2010年に世界トップシェアを目標に、売上規模3000億円、利益率No.1の高収益企業を目指しています。
契約締結
(ツネイシホールディングス株式会社常務小葉竹泰則と日本インターグラフ株式会社梅田和之社長)
SmartMarine Enterprise サンプル画像
― 本件に関するお問合せ先 ―
ツネイシホールディングス株式会社
グループ企画室 広報担当:今井
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