ツネイシ・ヘビー・インダストリー・セブ(THI) 第2工場の建設に着手 ドック建造など設備増強に220億円投資
ツネイシホールディングス式会社(本社:広島県福山市沼隈町常石1083、代表取締役社長:神原勝成)常石造船カンパニーは、海外子会社ツネイシ・ヘビー・インダストリー・セブ(以下THI)において、2009年までの3年間に220億円を投資し、新造船ドックの建設や300トン規模のクレーン4基などからなる第2工場の建設に今年3月から着手しました。
新設する新造船建造のドックは、18万トン前後のケープサイズのばら積み貨物船の建造も可能で、完成(2009年内)後は現存の船台2基とあわせて、年間の建造能力は5万トン(載貨重量)級の貨物船に換算して、現在の14隻から30隻へと大幅に増加します。
THIは1994年9月設立の翌年には船台の建設を開始し、1997年に2万級載貨重量トンばら積み貨物船3隻、2001年には4万トンから5万トン級のハンディマックスバルカー7隻と徐々に建造量を拡大しました。2004年には約42億円の設備投資を行い、第1船台より大きい第2船台を建設し、2006年には12隻(5万2,000載貨重量トン)まで建造能力の向上を図ってきました。
常石造船カンパニーでは、2010年に国内2工場で1000億円、フィリピン、中国の2工場それぞれ1000億円の売上を目標とする3000億円体制の造船グループをめざしており、ドックの建設など海外生産拠点の設備増強は重要課題のひとつでした。
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