フィリピンの設計拠点 TSUNEISHI TECHNICAL SERVICES (PHILS.), Inc.が設立25周年の記念式典を開催
12月16日(土)、常石造船のフィリピンにおける設計拠点で新造船の船舶設計などを行うTSUNEISHI TECHNICAL SERVICES (PHILS.), Inc. (所在地:フィリピン共和国セブ州セブ島バランバン、代表取締役社長:Segismundo F. Exaltacion,Jr、以下TTSP)が設立から25周年を迎え、セブ島のMarco Polo Hotelにて記念式典を行いました。
式典にはTTSPの従業員や家族、招待客など約670名が参加し、フィリピン経済圏局長官のBGen.Charito Plaza様、常石造船小葉竹泰則取締役副社長らも来賓として列席しました。TTSP社長のSegismundo F. Exaltacion,Jrより「1992年に社員8人でスタートして以来25年間で、社員数は470人となりました。ここまで成長を遂げることができたのは、従業員のたゆまぬ努力と常石グループからのサポートのおかげです。ありがとうございました」と謝辞を述べました。式典では他にも勤続25年目を迎える社員の永年勤続表彰や、25年間の軌跡を辿る映像の上映などが行われました。
【TTSP 25年間のあゆみ】
・1992年
フィリピンでの造船会社設立を視野に設計技術者育成のため、マニラの地で第一期入社8人のフィリピン人社員と事業を開始、その後拠点をセブに移転。フィリピンにおけるビジネスや文化などを調査・検証する役割も担い、以後の同国における常石グループの事業展開に先鞭をつけた。
・1995年
前年に設立された、常石造船のフィリピンにおける拠点であるTSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES(CEBU), Inc.(以下THI)への設計図面提供や、折からの円高対策を機として社員を増員し、設計能力を拡大。
・1999年
THIのあるセブ島バランバンに分室設立。
・2000年
国際的な品質マネジメントシステムISO9001を認証取得。
・2007年
拠点をセブ島バランバンに集約し、THIの造船現場と近接した運用体制を確立。
・2015年
第一期入社社員であるSegismundo F. Exaltacion,Jrがフィリピン人社員として初めて社長に就任、現地化を促進。
【2017年 設立25周年を迎えて】
目覚ましい発展を遂げるフィリピンにおいて地域とともに成長し、THIや日本の常石造船とともにより強固な運営体制を構築します。常石造船グループの設計強化戦略の中心を担い2021年までに1,000人規模体制への人員倍増を見据え、最大1,095名収容の新オフィスを建設します(2018年12月完成予定)。主力のばら積み貨物船だけでなくコンテナ船やタンカーなど多くの船種に対応し、高い品質を有する設計集団として力強く前進を続けます。
■ TSUNEISHI TECHNICAL SERVICES (PHILS.), Inc.について
2017年に設立25周年を迎えた、フィリピン・セブ島にある常石グループの海外設計会社です。2次元および3次元CADなどのシステムを活用し、3万トン級から18万トン 級ばら積み貨物船(KAMSARMAX、TESSシリーズ、CAPEサイズ等)の船殻・艤装全般の詳細設計及び生産設計を行っています。URL:http://www.tsuneishi-tech.com/
facebook:https://www.facebook.com/tsuneishitechnical
事業内容:船舶設計および設計支援
設立:1992年4月
従業員:約470人
所在地:フィリピン共和国 セブ州 バランバン
Buanoy, Balamban, Cebu, Philippines 6041
主要設備:AUTO CAD、3D MATES、NUPAS、CADMATIC、AVEVA PDMSなど
設計実績船種:載貨重量2万3千トン型、2万8千トン型、4万5千トン型、5万2千トン型、5万8千トン型、8万2千トン型及び18万トン型ばら積み貨物船、自動車運搬船